お御堂での録音無事終了

 

先日、ここのお御堂(チャペル)で、朗読を録音しました。

小さな録音機で、手元から少し放しての録音です。

お話は二つ、ごく短い作品で、

饗庭孝男(あえば たかお)さんの「ヨーロッパの四季」より「カプリの夢」

それに、板垣鷹穂(いたがき たかほ)さんの 「イタリアの寺」より 「はしがき」です。

 

どちらも、紀行エッセーといったらいいでしょうか?

なかなかロマンティックな文章です。

「イタリアの寺」の方は、相当昔に出版された本です。

須賀敦子さんの本に、その一部が紹介されていて、私は、惚れこんでしまい、アマゾンの古書で見つけて購入しました。

ふたつともイタリアがらみ、それに、なかなかいい文章なので、以前、ある教室で、テキストとして取り上げたところ、年配の生徒さんたちに好評でした。

 

今回の録音で気になったのは、お御堂が、防音ではないことでした。

はたして、外の音が入ってしまいました。

あとから録音を聴いてみて、許容範囲かな?と思いましたので、そのまま使いました。

声楽家の友人に録音を聴いてもらいましたが、音は、気にならない、ということなので、まあ、いいとします。

 

もう、スタジオには行けませんし、技術者の方にも来ていただけないので、お御堂のように、音響のいい空間は、ありがたいです。

 

皆様、お聴きになっていただけますか?

音源として、「カプリの夢」 「イタリアの寺 はしがき」の二つが入れてあります。

 

最新の朗読です。

「カプリの夢」の方は、少し見つけにくいかもしれませんが、2部があります。

(2)となっています。

それも、お聴きいただけると、うれしいです。

 

さあ、次は、少し時間をかけて、自作の物語「祇王」を、録音していきます。

待っててくださいね。

すっかり桜が咲きましたね。

板垣鷹穂 イタリアの寺より はしがき

◎ 饗場孝男 ヨーロッパの四季 より 「カプリの夢(1) (2)

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