ダニー・ケイのアンデルセン物語 & ダンボ

 

「アンデルセン物語」1952年アメリカ そして 「ダンボ」 1941年公開 日本では1954年公開

この二つの映画を、私は、物心つくかつかないころ観てます。

なにも分からない私の手を、母が引いていったのでしょう。

そして、それぞれ、ほとんど、一つのシーンを、うっすらと覚えてるくらいです。

母の上昇志向というか、教養主義の押しつけは、私の人生において、功罪相半ばしています。

母は、自分が果たせなかった夢を、娘にかなえさせようとしました。

そのため、私は、辛い思いもしました。

ただ、私の朗読教室が、そこそこ人気があったのは、その功の部分でしょう。

母は、私が、現在の読解力より少し上の本を与えようとしました。

それにも、良い点と悪い点がありました。

本においてだけじゃありません。

クラシックの音楽が好きになれなくなったのは、母のせいです。

「アンデルセン物語」「ダンボ」、それからもう一つ、これは映画ではありませんが

宝塚歌劇「即興詩人」も、物心つかないころ、連れていかれました。

これも、母の膝に乗って観たのだと思います。

浜木綿子さんがヒロインだったのだろうと思います。

母は、鴎外の「即興詩人」が大好きでした。

いろいろ押し付けられ、母の思い通りにはならなかったのですが、文語文の「即興詩人」は、私も大好きです。

また、母は、過保護過ぎました。私は、甘ちゃんになりました。

母には、恩讐半ばの気持ちがあります。

世の娘さんたちにはいいたいです。

お母様の言いなりにはならないでくださいって・・・

  

 

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