退院の運び

 

退院することになりそうです。

なにしろ元気なので・・・

入院する時には、まさか、追い出されるとは思いませんでした。

点滴は、もうだいぶお休みして、流動食だけですが、大丈夫です。

足腰に、力がついてきました。

 

お腹の痛みは、痛み止めの薬が、やっとあったらしく、すっかりなくなりました。

お通じの薬も、なんとか大丈夫そうです。

お薬を、しっかりいただいて飲んでいれば、一人暮らしも、しばらくは大丈夫そうです。

 

主治医の先生は、時々、来てくださるし、訪問看護師さんも、入浴介助の方も来てくださるでしょう。

食べ物は、重湯だけ、義妹にこしらえてもらえば、あとは、市販のもので、なんとかなりそうです。

我が家は、不便なところにありますので、一人で、ふらふら買い物に行くわけにはいきません。

日常の暮らしは、隣に住んでいる弟に、なにかと助けてもらわなければいけませんが。

 

私より、辛い思いをして、入院を待っている方がたくさんいらっしゃるんだそうです。

しばらく、お部屋を開けてあげないと・・・

病気が治るわけではありませんから、いずれ、また帰ってくることになるのですが・・・

 

仲良くなったナースさんたちとも、しばしのお別れですね。

退院するのが、哀しくなるとは思いませんでした。

 

まあ、どうせ、ここからは、外出が許されないので、退院しないと、コロナワクチンを打てに行けないので、ちょうどいいのかもしれません。

今のお部屋は、こじんまりしているので、時々躓きそうで怖いですが、花のお庭が眺められて気に入っています。

また、このお部屋に帰ってこられるかどうかは、分からないそうです。

 

コロナの様子を見たら、友人たちにも会えるかもしれません。

 

ホスピスから追い出されるとは思いませんでした。

月末当たり、退院することになりそうです。

 

帰って来た時、またお御堂が使えるかどうか分かりません。

もう少し、録音しておこうかしら?

 

上記を書き上げたあと、ボールペンを、床に落としました。

拾い上げようとしたのですが、手が届かなくて・・・

しゃがみこんで拾おうとしたところ、机の下に入り込んでしまい、起き上がれなくなりました。

ナースコールには手が届かないので、必死で、か細い声で、「誰か〜!」と叫んだところ、ちょうどドアの近くにいたナースさんが駆けつけてくださいました。

机の下の桟に、額をぶつけて、こぶができました。

しばらく、作業を中断して、額を冷やしながら、寝ていなければいけませんでした。

「これから、物を落とした時は、拾わないで、私たちを呼んでください」といわれました。

しばらく一人暮らしなので、気をつけないといけません。

 

 

 back

home