イギリス (3) スペイン・ポルトガル
次は、スペインです。
スペインに関しては、不思議に、ほとんど記憶がありません。
首都のマドリッドに行っただけですが、王宮を観たのと、プラド美術館に入って、ベラスケスの王女様の絵を観たことくらいしか覚えていません。
闘牛も観てないと思います。
次に行くポルトガルにも闘牛はあり、そこでは、牛を殺さない、と聴いたので、マドリッドでは観なかったのでしょう。
それにしても、私、ほんとに、半分眠りながら観光して歩いてたのでしょうか?
もう少し、記憶が残ってるといいのですが・・・
リスボンに飛びましょう。
地味で質朴な、いい街でした。
こじんまりした街を、グループで歩きまわり、小さな安物の指輪を同僚や友人たちのお土産に買ったり(これは大変喜ばれました)、小さな金属のミルクピッチャーを買ったり。
また、ここ、リスボンの街では、私にとって、忘れられない出逢いがありました。
このエピソードについては、私の著書「keikoのスクラップブック エッセイと物語」の12ページに 「忘れられぬ人」という題で書きました。
ご興味のある方は、私のHPのトップページをご覧ください。 http://ksh.arrow.jp/
海の見えるところにも行き、エンリケ航海王子の記念碑など観ました。
リスボンの街並みは忘れられません。
明日は、パリに立つという晩、私は、そっと部屋を抜けだしました。
いつも模範生ではつまらなかったのです。
ホテルの外へ出て、近くのパブだかカフェだかに行きました。
ビールを一杯飲んで、しばらくカウンターに腰かけてました。
東洋の少女(?)を、厳しい目で見てる人もありました。
しばらく、お店にいて、ホテルに帰ってくると・・・
ロビー上階は、結婚式の披露宴みたいでした。
綺麗な服を着た女性や男性が、バンドの人達の演奏に合わせて踊っていました。
私を見ると、おじいさんが、誘いました、「踊れ、踊れ」というわけでしょう。
私、大学の体育の授業で、社交ダンスを習ってはいましたけれど、まだ実地ではためしたことがなく、踊れませんでした。
でも、楽しかったです。
私たちのホテルのロビーは、古式ゆかしいロビーでした。
ポルトガルが、昔、大国であったことを忍ばせました。
趣ある、ポルトガル最後の夜でした。
そうそう、闘牛ですが、現地のガイドさんに連れて行ってもらいましたが、なぜか、このおじさん、我々に、「プレンティーオブビッグポケットに気をつけろ」というのです。
すぐわかりました、大きなポケットじゃなくて、ピックポケット(すり)をが多いから気をつけろと言ってるんですね。おかしくなりました。