イギリス イギリス (6)カーディフにて 英国風朝食
ウェールズの首都カーディフの郊外に、私たち一行は、ばらまかれました。
数人ずつ一組で、いくつもの家に泊まって、英語の勉強をする予定でした。
2週間です。
一行の3人の方と一緒にステイファミリーの家に落ち着くと、そこの女主人に謝られました。
「私たち夫婦は、共働きなので、夕食は出せません」
もう大きくはありますが、子供が何人もいるそうです。
イギリスの家庭料理を楽しみにしていた私は、がっかりしました。
そして、さっそく夕食の苦労が始まりました。
街の飲食店は、どこも、6時位には店を閉めてしまうのです。
うっかりしていると、食いはぐれてしまいます。
早めに適当なお店を見つけて駆け込むか、インドレストランなど、割合遅くまで開けている店に入るか・・・
小さいスーパーみたいな食料品店までが、早い時間に、店を閉めてしまいますので、少しものんびりしていられませんでした。
日曜だけは、どのお店もお休みなので、といって奥さんが夕食をこしらえてくれましたが、カレーライスでした。
日本の家庭のどこででも普通に食べている料理です。
「日本人は、カレーが好きだそうなので」と言ってましたが、このご夫妻とは、いろいろと食い違いを感じました。
持って行ったインスタントラーメンをこしらえてご馳走しますと、変な顔をしてました。
日本人を迎え入れるのは初めてなんだそうです。
私は、とうとうイギリスの家庭料理を食べることは、できませんでした。
今日にいたるまでそうです。
東京のイギリス家庭料理店で、少し食べただけです。
もっとも、これから言いますが、朝食は別です。
御存知の方も多いと思いますが、イギリスの朝食は、素晴らしいんですよ。
フル・ブレックファストともなると、トースト、シリアル、紅茶、コーヒー、ミルク、ジュース、卵料理(好みに料理してくれます)、ベーコン、ソーセージ、
焼きトマト、野菜、果物などなど。
お腹いっぱいになります。
数年前に出かけた時までは、食べてましたけれど
もう、今の年齢では、こんな朝食、食べられないのでは?
もっとも、朝、こんなご馳走を出してもらっても、夕食は、ちゃんと食べないことには、どうにもならないので、落ち着くまでは大変でした。
そして、もっと大変なことが待ち構えてました。