竹やぶの中の家

 

母から呼ばれて遠いところまで歩いた。

これまで来たことのない場所。

竹やぶの中に古い家が建っている。

なかにはいると、綺麗な畳敷き、明るい照明。

でも、そこにいた少年は、薄暗いので、照明は年中つけてあるのだという。

それに、夏は、やぶ蚊が多いという。

冬と夏には来たくないな、と思った。

母は、家の人と向かい合って話している。

そして、相好を崩して私の顔を見ながら

「ね、よく似てるでしょう?」という。

その言葉で、私に背を向けている女の人がこちらを向いた。

眼に化粧をしてはいるが、なかなか綺麗な人だ。

彼女は私を見て「そうね、あの方に似ていらっしゃるは」

という。

「あの方とは誰なんですか?

この人たちは、どういう人たちなんですか?

とききたいと思いますが、このあたりで、夢は覚めました。

 

(今朝、雨の音を聴きながら見た夢です)

 

 

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