だいじょうぶ だいじょうぶ

幼い男の子は、いろいろなことに、生まれて初めて出会い、おびえます。
そのたびに、おじいちゃんが、「だいじょうぶ だいじょうぶ」と、なだめてくれます。
おじいちゃんに見守られながら、男の子の世界は広がって行き、少しずつ成長していきました。
そして、やがて、今度は、男の子が・・・

おじいちゃんや、お孫さんがいる方はもちろん、いない方も、この絵本には心を動かされるでしょう。
ソフトなあたたかい絵も魅力です。

私は、この絵本を、読み聞かせの指導の際、よく、教材に選びます。

「だいじょうぶ だいじょうぶ」 大型版
いとう ひろし 作・絵
講談社 1300円

絵本は、子供だけのものではありません。
絵本は、黙読しても楽しいですが、他の方の読み聞かせを聞いても、自分で読み聞かせをしても楽しいですよ。

心をのびのびと遊ばせられる絵本、しんみりした気持になり、涙を流してしまう絵本、まるで、自分のことが書いてあるようで、ひきこまれてしまう絵本、など、いろいろな絵本があります。

思いっきり、笑ったり、泣いたりすれば、心にも体にもいいのではないかと思います。

この絵本「だいじょうぶ だいじょうぶ」を、私は、今年、父の日に、私の父にプレゼントしました。
また、父をよき理解者として慕っている甥(もう大人です)にも、誕生日にプレゼントしました。

「だいじょうぶ だいじょうぶ」の主人公の、おじいちゃんと、孫の幼い男の子が、まるで、父と、小さい頃の甥のように思われたからです。

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