銀座で、ぽっかり時間が空いてしまいました。
そこで、教文館ビルに立ち寄ってみました。
ここは、小さいけれど、楽しいビルです。
時々、待ち合わせに使うカフェや、子どもの本の専門店、それから、キリスト教に関係したグッズを売るお店などもあります。
子どもの本のお店も楽しいし、グッズのお店も、御絵やロザリオ、ＣＤなどをはじめ、綺麗なものがたくさん置いてあります。
つい、買いたくなりますが、アクセサリーなどは、結構、高いです。
でも、見ているだけで楽しくなります。
その日は、ふと思い立って、今まで入ったことのない、“聖書図書館”に入ってみました。
こわごわ、ドアを開けると、中年の女性が一人、カウンターの向こうに座っていらっしゃいます。
眼鏡をかけた、知的な感じの方です。
その女性とお話して分かりましたが、この部屋は、ほんとに音響効果がいいのです。
声の響きが気持いいです。
でも、エコーなどはありません。
おそらく部屋の壁などが、木材で覆ってあるのではないでしょうか？
文語訳聖書を閲覧させていただきました。
あまりの音響の良さに感激して、思わず、聖書の一節を声に出して読んでみました。
「ソロモンの雅歌」の一部です。
マイクを使っていないのに、楽に、繊細な箇所も読めます。
ここで聖書の朗読会をするといいな、とちょっと考えました。
いろいろ貴重な資料もあるようです。
あの“死海写本”が、ケースの中に展示してあったので、ビックリしましたが、これは、複製だそうです。
カウンターの知的な女性ですが、あとで名刺をいただいて、拝見しましたところ、館長さんだと分かりました。
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