「雨を聴く」

CD発売のお知らせ

 

皆さま、お久しぶりです。三作目のCDです。今回聴いていただきますのは、

森下典子さんのエッセイ集「日日是好日(にちにちこれこうじつ)お茶が教えてくれた15のしあわせ」より

(1)「まえがき」と(2)「雨を聴く」それから拙作のエッセイ(3)「「稲むらの火」と中井常蔵さんの思い出」です。

「日日是好日」は、史上はじめての長寿社会となり、世の中も、我々の体や心も、これからどうなっていくのか分からないという不安の中、私たちを勇気づけてくれるエッセイ集だと思います。私には縁遠いと思っていたお茶が、こんなにいいものだったのか、と目からうろこでした。

「「稲むらの火」と中井常蔵さんの思い出」は、地震や津波が来るとよく引き合いに出されるお話「稲むらの火」の作者、中井常蔵さんと朗読の勉強を始めて間もないころの私との交流を、自分史の一ページとして書き記したものです。

今、「稲むらの火」の作者が中井常蔵さんだということが忘れられようとしています。小泉八雲の「生き神様」が原作とはいえ、原作を離れても、魅力を持つ作品だと思うのですが。もっとも常蔵さんが生きていたら、あの優しい声で「それでいいのですよ。「稲むらの火」は、みんなのお話なのですから」というかもしれません。

また、平川祐弘先生には感謝いたします。先生のご著書「小泉八雲 西洋脱出の夢」をひもとくことにより、八雲と「稲むらの火」、そして中井常蔵さんと知り合うことが出来たのですから。 

 

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