*ベア君は、昨年、我が家にやってきたテディ・ベアです。

〇ベア君のお話

ベア君は、表情がとても豊かです。
光の当たる角度によって、いろいろ違う表情を見せてくれます。

悲しそうだったり、不安そうだったり、きょとんとしてたり、時には、とても平和な顔をしてたり・・・

こんなベア君のお目目をじっと見ながらお話していると、ベア君がぬいぐるみのお人形さんとは、とても思えなくなります。

命があるとしか・・・

 そこで、ある日、ベア君にいいました。
「ベア君は、どこで生まれて、どういう経路で、おばちゃまのところに来たの?それに、今は、毎日、どんなことを考えているの?
ベア君のお話、聞きたいなあ。
いつか聞かせてね、その日を待ってるからね。」

〇ベア君との(一方的な)会話

ひとりでお留守番していることの多いベア君は、よく、悲しい顔をしています。
こんな時、おばちゃまは話しかけます。

「ベア君は、世の中に一人ぼっちだと思っているでしょ。でも、おばちゃまは、ベア君が可愛いと思う。大好きよ。

ひとりでも、可愛いと思ってくれている人がいたら幸せよ。

それに、いろんなところに連れて行ってあげた時、いろんな人が、目を細めて、ベア君のことを可愛いといってくれたでしょう。

ベア君は一人じゃないのよ。また、いろんなところに連れて行ってあげるからね。」

ベア君は納得したのでしょうか?
黙って、おばちゃまを見つめています。

〇ベア君と一緒

ベア君とは、相変わらず、ラブラブムードで暮らしています。

可愛いベア君!

先日から、いろいろなところへ行って、ベア君とのエピソードをお話しますと、皆さん喜ばれます。

幸せそうに笑われます。

そこで、考えたのですが・・・

私は、グループホームやデイサービスの施設などに、朗読ボランティアで出かけますが、そこにベア君を連れて行って日頃のベア君とのエピソードを話したらどうか、と思うのです。

お年寄りたちは、喜ばれるでしょう。

でも、きっとお年寄りの方たちは、ベア君にさわりたくなるでしょうね。

ぬいぐるみのベア君にさわると、癒されますからね。

ベア君は、小さくて繊細なクマさんですし、私の恋人であり、子供のような存在です。

華奢なベア君が壊れちゃったりしたら、困りますし、汚れても、お洗濯できないので・・・

そこで、もう一つ、クマ君を探してみようと思います。

もう少したくましくて頑丈な・・・

お洗濯もできるクマ君を。

ベア君は、私一人のクマさんです。

みんなのクマさんを探してみようと思います。

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