クリスマスイブ 二人の天使

 

今夜は、クリスマスイブです。

我が家はお昼が正餐ですので、私は、カボチャのポタージュスープを温めて、赤ワインで乾杯しました。

そして、ベア君とメロディちゃんをおばちゃまの正面に座らせて、三人で、「きよしこの夜」を聴きました。

友人が贈ってくれた、音楽が聴こえてくるクリスマスカードです。

カードの中の夜空では、星もきらきら光ります。

カードを持ち上げて、ちょうど二人の目線に来るようにして聴きました。

二人とも、食い入るように見つめています。

二人とも、「きよしこの夜」を聴いたのは、初めてかもしれません。

 

「今夜は、イエス様がお生まれになったクリスマスの前の晩です。二人とも、お空を眺めていたら、天使たちが呼びかけながら飛んでいるのが見えるかもしれません。今宵、救い主がお生まれになると」

おばちゃまは、にわかクリスチャンになりました。

また、「カードを見てると、月の中に影が見えるでしょ。この影は、セント・ニコラスっていう偉い人が、サンタ・クロースになって、世界中のよい子たちに、プレゼントを配って回ってるのよ。トナカイにそりを引かせてね」

 

二人とも、目を見開いて、聴いています。

あ〜!お話し好きのおばちゃまには、こたえられないです。

二人とも、ほんとにいい子たちです。

おばちゃまの天使たちです。

 

11月に発行された私の本「keikoのスクラップブック エッセイと物語」については、下記の私のHPをごらんください。朗読家佐藤啓子のHPです。

http://www2.ttcn.ne.jp/keiko.roudoku/

 

 back

home