講談社の絵本 シンデレラ姫

 

戦前、戦中、戦後に渡って出版されていたらしい講談社の絵本。

子どものころ、いくつか読みました。

年上の従姉や友達のお姉さんなどから借りて読んだのだと思います。

何冊かは、よく覚えています。

なんといっても綺麗でした。

 

その中でもとくに、「シンデレラ姫」が、強く記憶に残りました。

ヨーロッパの風物など、まだあまり日本に情報が入ってくる時代ではありませんでした。

広くて綺麗な宮廷、シンデレラの衣装、かぼちゃの馬車・・・

具体的に見るシンデレラ絵巻は、小さい女の子の心をとらえました。

まだ、宝塚も観てなかったかもしれません。

 

10数年前でしょうか、講談社から、復刻版が「新・講談社の絵本」として何冊か出版されました。

懐かしくて、幾冊か買いました。

「浦島太郎」「かぐや姫」「鉢かつぎ」「一寸法師」などです。

昔の日本画家によって描かれた絵は、綺麗で品が良く、ほっと溜息をつきたくなるような、いい絵本でした。

でも、シンデレラは、復刻版の中にありませんでした。

病気になってから、急に、その「シンデレラ」が読みたくなりました。

時間をかけて検索した結果、国立国会図書館のデジタルコレクションに入っていて、家庭のパソコンで検索して観ることができると分かりました。

下記です。

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1169139

国立国会図書館デジタルコレクション

シンデレラ姫

西條八十 詩

加藤まさを 絵

講談社

出版年 昭和24年

講談社の絵本:18

 

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