朗読会 「夕焼けエッセー」

小金井市公民館東分館にて (平成23年1月6日)

好評のうち終了しました。

挨拶

佐藤啓子と申します。都内数箇所の教室で、朗読の講師をしております。
長年、小金井市に住んでおりますご縁で、今日、こちらで朗読会をひらかせていただくことになりました。
ご依頼がありましてから、さて、どんな朗読会にしようかと考えたのですが・・・
ふと、手元にありました、この本、「夕焼けエッセー」を、ぱらぱらとめくってみた時、ぴんとひらめくものがありました。
産経新聞関西版の読者投稿欄、「夕焼けエッセー」のコーナーに掲載された作品を載せた本です。
関西の言葉で書かれたものが多いです。
以前、ある生徒さんが、入会されて間もないころ、私が、アクセントの間違いを注意しましたところ、「私が、関西の生まれ、育ちであることを否定されたような気がした」と、悲しそうにおっしゃったことがあります。
それ以来、共通語のアクセントで朗読しなければ、と日々、プレッシャーを感じながら、勉強を続けていらっしゃる生徒さんたちが、伸び伸びとお読みになれる機会はないか、と思っていました。
全部の教室を通じて、関西出身の方が、何人もいます。
いいチャンスだ、ここで、その方たちに、「夕焼けエッセー」を読んでいただき、皆様に聴いていただければ、と思い立ちました。
中野、池袋、聖蹟桜ヶ丘の生徒たちです。
ベテランもいますが、新人もいます。
みんな、楽しみながら、勉強を続けております。
短い文章ばかりですので、どうか、くつろいで、お聞きくださいますように。

なお、「夕焼けエッセー」の選者のお一人でいらした、川柳作家の時実新子さんは、先年、お亡くなりになり、そのあとを、作家の眉村卓さんが、引き継がれました。
プログラム2番目の新子先生とは、時実新子さんのことです。




プログラム

作者名(年齢) 作者住所 朗読者名
1.
「まりッジブルー」 芦川まり(25) 神戸市兵庫区 佐藤啓子
2.
「新子先生」 萩原秀行(83) 広島県福山市 野中宏子
3.
「桜色の想い出」 宮里真由美(42) 奈良市 上村節子
4.
「おばちゃんに感謝」 西芝圭亮(62) 大阪府摂津市 武田恵美子
5.
「ねずみと王様」 政義靖子(42) 京都市山科区 大石菊恵
6.
「求人広告」 林やす子(75) 大阪市城東区 前島初江
7.
「七回目の秋に」 大越正 (74) 大阪市東成区 佐藤啓子
8.
「ご主人様」 林吾郎 (35) 大阪府高石市 秋元法子
9.
「桜」 谷口真季子(23) 奈良県香芝市 実成克子
10.
「おやっさん」 貝長徹(66) 大阪府千早赤坂村 仲澤昭子
11.
「明日も待っています」 小野知恵子(30) 奈良市 熊井戸利律子
12.
「添い寝」 小池美恵子(55) 大阪市平野区 斉藤嘉美
13.
「ドラマチック回転寿司」 大森恵(33) 大阪府枚方市 岡内香保里
14.
「煙が目にしみる」 久保田照子(81) 大阪市都島区 佐藤啓子

*テキスト: 産経新聞出版 「夕焼けエッセー まとめて5年分」より
        (平成21年発行)

産経新聞関西版 読者投稿欄「夕焼けエッセー」に掲載された作品より

選者: 時実新子(川柳作家 故人)
    玉岡薫 (作家)
    眉村卓 (作家)

作者の年齢は、掲載時のものです。

2011年1月6日(木) PM 1時半より
小金井市公民館東分館(東センター)にて



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